上手く行かないのには理由(ワケ)がある。 | カテキンの中国株日記
上手く行かないのには理由(ワケ)がある。 | カテキンの中国株日記
私は昔から長期とか短期とか中期などという事を全く意識せずにやってきた。
投資に慣れていない時はただ買って放ったらかしだったし、ここ7.8年は慣れてきた上に時期も良かったので適当な中期的な売買でたくさん儲かった。
そしてリーマンショックの年も福記の年も何とか必死の売買で頑張って儲ける事ができた。
で、疲れたわけじゃないが(いや少しそれもあるが)今後5年の中国を睨み一昨年の暮れ辺りから本気で投資法を変えようと思った。本当に長期間利益成長できる企業への長期的な投資である。
その部分において、自分なりに長期投資という事を意識して銘柄を選択してきた訳だが、なかなかシックリくる感じがなかった。2010年は30%近く含み益が増えたのであるが、それはテンセントの中期売買やモンゴル株などによるものだった。
長期投資と決めて保有している株の収支はトントンだった。
今年に入り、長期投資への心構えや銘柄選択法そして参入タイミングなどをもう一度しっかりと考え直した方が良いのではという思いが日増しに強くなっていった。
と言うのは、私は「長期投資」と言いながらも今までに染みついた中期投資的な思考で全てを行っていた事に気付いたからである。
目的と手法が噛み合っていないから、しっくりこなかったのである。
上手く行かないのにはちゃんと理由があるのだ。
しっくりこないと言うのは持ち株が騰がっているとか下がっているとかではなく、長期的に持ち続けるモチベーションが全然湧いてこない所に問題があった。そして「今のやり方は多分間違っているな」と薄々感づいてきたのである。長期的に保有するには余程のモチベーションが必要だと気付いた。そのモチベーションはどこから来るのかと言えば、まずは銘柄選択、そして買値である。
ツイッターでは年初ぐらいから一度やり直すと呟いてきたが、3月初旬にシリア問題が一服し相場が持ち直して出来高も増えた時を見計らって持ち株の大部分を均等に売却した。
騰がっている株も下がっている株も全部リセットした。
リセット時の持ち株は0750は倍、0268は70%2010は50%3389や0700もそれなりに騰がっていたが、1698は25%0800は30%下がっていたの利益はなかった。
でも、これは仕方のない事だと認識している。
その時の持ち株ももちろん今後大きく成長していくだろうと思って買った株なのて、長期投資の対象となり得るのだが、一つ持続保有のモチベーションの問題で自分なりに設定した規定にひっかかる銘柄を排除した。それは経営者に対する信用という問題である。これで2010と1698は消えた。
2010と1698の経営者に大きな問題がある訳じゃないが、長期保有する為にはちょっとした滲みもない方が良い。もう一つは0800や0750、これはまだ会社が小さ過ぎる。分散して小さな金額を投資するなら夢的投資で楽しいがやはりドカンと買うには心細い点がある。ただこの二つは最近の下落中にも買い増しをした。あと0700は逆にちょっとデカくなり過ぎた感がある。
という事で残った0268と3389を候補に残し、自分が今後3年〜5年の投資テーマとして決めた「安心」「独占」「所得向上」「不足」とかのキーワードに沿った企業の選別に入った。
結局は残した0268と3389そして0853と0569、そしてもう一つの候補を長期投資銘柄と決定。更に1072と0460を暴落投資銘柄とした。
この作業にメルマガを利用させて貰った。
それともう一つの大切なキーワード「買値」である。
抱擁は "士気が改善されるまで殴打は続行されます。"例えば1698何かは完全に買値が高過ぎた。2年分ぐらいの利益成長分を食っている。
下がったとは言え、2010年にIPOした株の中では珍しくIPO価格の上を維持している。今後の成長にも期待できるし、例えばIPOから1年辛抱して4冒鞍召阿蕕い杷磴┐討い燭蕁⊂々に事にも動じなく長期保有できると思う。1698に関して私は株価が大きく騰がるという事よりも少しでも「滲み」がある株を完全に排除すると決めたので長期保有銘柄として選択する事はなかった。
また0800も同じである。
あれは、典型的な中期投資の銘柄選択とタイミングでの買いだった。
今までなら6砲念貪戮惑笋辰討い震段繊
長期投資で保有するなら、今のような右下がりからヨコヨコの株価で買わねばならなかった。
0800の現金保有額から言っても、今の株価なら長期的な爆発を楽しみにして放置できる。
だから、最近またメルマガでいう投資法4(夢的投資)の部分で買っている。
また個別株の株価とは別に相場自体が調子の良い時に買うとだいたい高値で買う事になる。
最近のSell in may june july の調整でバカ安とまでは言えないが銘柄によってはそこそこの株価まで下がった。安値を求めて3か月待っていた訳だから、ここは決断してじっくりと買いを入れていった。
いつ?どの程度?までは分からないが、3月の時点で多くの現金を抱えた時は毎年恒例のようになったSell in MAYをあまり意識せずとも「必ず買い場はやってくる」と全く焦る事はなかった。
これも今までの中期的売買の思考なら変な所で変な株に手を出していた所だったと思う。
私の場合は長期投資と言いつつ、実際にはそれまでの習慣のままやり続けてしまった事が失敗だった。中期的によく騰がりそうな銘柄を選択してしまっていた事と買い時を待たない投資タイミング。
自分の事は自分が一番よく分かるのだから、上手くいかない理由をしっかりと把握して軌道修正させればまた良い方向に向かうかも知れない。
取り敢えず、3月からは暴落で買った日本株も大きく騰がっているし、暴落投資も上手く騰がっているので現時点では3月の時点と比べて随分含み益が増えてきている。
あと、長期投資の銘柄の買い残りを上手く買えれば、今年の年末も笑って過ごせるのではないかと思う。
ただ、まだまだ波乱も充分考えられるので、どんな時もこんな時も現金はそこそこキープしたまま進む。「別にもうカリカリと中国株に全力投入し続ける必要もないな・・」これも今までと考え方を変えた点だ。
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